2019年 神社巡り No.03 (187)

画像【天満宮(旧村社)】 白井市河原子

 日本三大怨霊巡り、崇徳天皇・平将門に続き菅原道真公の下へ、この三連休中に行こうと思っている矢先、心を折るように千葉では雪が降った。予定では土曜日に行動する計画だったが、悪天候では仕方が無い。人間は、自然に勝てる訳が無いのだ。

 日曜日、予報通りに晴れてくれて、道路の雪も大方消えたので、チャンスとばかりに出掛けることにする。
 菅原道真を祀る神社は、「天満宮」・「天神」・「天神社」と、呼び名で直ぐわかる。
 日本三天神といえば、福岡の「太宰府天満宮」、京都の「北野天満宮」、山口の「防府天満宮」であり、関東三天神といえば、「亀戸天神」・「湯島天神」・「谷保天満宮」となる。本来は大宰府に赴くのが筋だろうが、費用も時間もこの三連休では私の範疇を超えている。関東であれば、湯島と亀戸は行ったことがあるので、国立市にある「谷保天満宮」辺りが狙い目なのだ。
 千葉に目を向けてみると、素直に考えれば千葉神社・妙見社の隣にある、千葉天神の社が一番近いし格式もありそうだが、ここも毎年参拝しているので違うところに行ってみたいというのが、私の願望である。
 どうせ行くなら、「天満宮」を掲げている神社に行きたい。インターネットで探してみると、市川の「大野天満宮」と白井の「天満宮」だと書いてある。大野天満宮は、実は本光寺というお寺の中にあるとなっているので、なにかピンと来ないというかお寺を訪ねるのもいかがなものかという、私独自のへそ曲がり根性が出てしまい、白井市の天満宮に行ってみることにした。

 九時半、良く晴れて暖かいが少し空気は冷たい感じ。何を思ったのか原チャを引っ張り出して来て、完全防備でエンジンをスタート、椿森~穴川を抜けてR16をひたすら上って行く。足元にビデオカメラを入れたビジネストートバッグを置き、背中に三脚を背負って、とてもじゃないがお世辞にもカッコいい姿ではない。
 完全防寒で走り始めたつもりが、手先・足先が寒さで痺れ感覚が無くなるアクシデント。冬のバイクを侮ってはいけなかった。一時間二十分、何とか「天満宮」に到着。
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 趣のある鳥居を入り、雑木林の先50mほどに社が見えるが、昨日の雪が雫となってシャワーのように降り注いでいる。ビデオカメラを濡らさないようにとは思うが、これだけ雫が落ちて来ては人間の努力など無力に近い。何とか、社がある狭い境内に辿り着くと、雪をかぶった狛犬と燈明が一対ずつ並んでいる。流石にここまで来ればと思ったが、雪のしずくは止むことが無い。
 拝殿というよりは、祠と表現した方が的確に思えるような社が、鉄製の屋根に保護されている。正直言って、「天満宮」だし、旧村社なので、もっと大掛かりな神社を想像して寒い中やって来たのだが、肩透かしを食らった感じではある。
 祠の正面以外の三面には、菅原道真とみられる彫刻が施されていて、向かって右側には牛に乗った道真の彫刻があった。

 誰も居ない雑木林の先にある社で、しかも雪のしずくが絶えず落ちてワサワサ音がしている状況、初めは少し恐怖心があって背中がゾクゾクしていたが、慣れてしまえばこちらのものだ。
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 何故、国立の谷保天満宮に行かなかったのか。天神様には、「梅」が定番で植えてあるイメージがある。そして谷保天満宮では、この時期境内の梅が開花し「梅まつり」が開催されているようで、そんなところに三脚を立ててビデオを回す行為は、いささか疎まれるしこちらも気が引けてやりずらいのだ。

 谷保天満宮には近々詣でることとして、本来この三人に逢いに行くというコンセプトとして、どこに行くのが正しいのか。
私なりの解釈は、
崇徳天皇は、京都「白峯神社」・「崇徳天皇御廟」または坂出市の「白峯神社(明の宮)」・「高家神社(血の宮)」・「青海神社(煙の宮)」などのなかでは、京都の「白峯神社」。
平将門は、「神田明神」・「大手町の首塚」・「鎧神社」・「兜神社」など、東京にゆかりの神社が沢山あるが、やはり「神田明神」。
日本経済の中心地、兜町の名前の由来が、将門の兜を祀ってある神社だというのが、なんとも感慨深いし一種怨霊封じのように思えて仕方が無い。
 菅原道真は、当然「太宰府天満宮」に行かなければ、話にならないだろう。

 さて、この上に鎮座していると私が勝手に思っている大怨霊「大国主命」が封じ込められている「出雲大社」、ここへは死ぬまでに一度は参拝しなければいけない。ただ、遠いしお金が掛かるんだよな。
 車に乗って、高速も使わず車中泊を続けてケチケチ旅行でも計画しようか。身体が動くうちに、考えなければ。

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